住宅購入カウンセラーの真山虎次郎です。

今回は、私がハウスメーカー住宅営業マン時代の最も印象深いエピソードを語ります。

この内容は私のYouTubeチャンネル

【中立公正な注文住宅総合相談所】

で配信した内容となっています。

文章で綴るよりも私が直接身振り手振りで話した方がリアルに伝わると思います。

なので今回からこういったエピソード動画をアップしていこうと思います。

ネタバレしてしまうと面白くないので、ここでは概要をザックリとご紹介したいと思います。

今から7~8年ほど前の話になるのですが…

その当時は今と違ってスマホがまだそんなに普及しておらずコロナのような不測の事態もありませんでした。

現在は総合住宅展示場に来たお客様を数社のハウスメーカーで競合して取り合うということは少なくなったかもしれません。

ただし、当時は住宅展示場をあちこち回られているお客様を5社6社競合して取り合うといったことがまだメインだった時代でした。

私は東京都世田谷区といった高額帯のお客様が最も多いと言われていた住宅展示場で日々戦っていました。

住友林業は私が数多くのハウスメーカーらと戦ってきた中で

最も手強かった住宅メーカーの一社です。

ハウスメーカーの価格は時期やお客様の属性、エリア、営業担当者など…

さまざまな要因によって決まります。

なのでどうしても契約を取りたいお客様の場合は、各ハウスメーカー様々な

営業演出や特別値引き

をしてきます。

私は住宅購入カウンセラーとして、数多くの住宅購入検討者の方々にアドバイスをしてきました。

その中で、

必ず相見積り(競合)を2~3社は取るように!

とアドバイスをしています。

その理由は相見積もりを取ることで

ハウスメーカーから最大限の値引きを引き出すことができる

からです。

仮に相見積もりを取らず一社だけで商談が進んでいった場合は少し高い金額で契約になってしまう可能性があります。

もちろん該当のハウスメーカーが

「いやっ!弊社は規定利益率ギリギリの特別低価格で提示してます!」

と言われれば、その真意はわかりません。

プロ建築士の私も本当にそれがギリギリかを判断することはできません。

しかし少なくとも相見積りを一切取らずに商談が進んで契約になった場合はギリギリの限界価格にはなっていないと思われます。

相見積もりを取った方がよい理由の二つ目は

一社のハウスメーカーや工務店だけだとわからなかった重要事項が発覚する可能性がある

ということです。

どういうことかというと、

一社のハウスメーカーだけで進行していたお客様に対して私は他にも相見積もりを取るようにアドバイスしました。

すると、そのお客様のエリアには建築基準法以外に『条例』があることが発覚。

当初一社だけで検討していたハウスメーカーのプランが成り立たないことがわかりました。

あらためて当初一社だけで行っていたハウスメーカーにそのことを伝えると

「申し訳ありません。当社はその『条例』を見落として設計してしまっていました」

と謝罪されてプランが変わってしまいました。

このハウスメーカーが絶対悪いというつもりはありません。

『注文住宅建築』はものすごく幅広いので一社だけだと何かを見逃す可能性があるということです。

私もあらゆる経験を持つプロ建築士というのが『売り』ですが絶対に完璧かと言われればそうとは言い切れません。

そのぐらい住宅建築は奥深いし、あらゆる事象を幅広く網羅していかなくてはならないのです。

「A社がこんな良い案を出してきたよ!」

「B社はこんな法律があるから注意しろと言ってるよ!」

「A、B、C社は出来ないのにD社だけは出来るんだって!」

など…注文住宅建築ではこのようなことが起こったりします。

しかし今回の住友林業と弊社含む計5社のハウスメーカーで相見積もりを取ったお客様は精神的に追い込まれてしまいました。

なぜならその全てのハウスメーカーから強烈かつ情緒的な営業演出を仕掛けられたからです。

そうなると結果的に

正当な判断をすることができず営業力の強い会社で契約してしまう

可能性もあります。

そうなったら本末転倒です。

それでは、今回の動画

【住友林業戦慄エピソード】

をぜひご視聴ください。






※4.16追記

いきなり住宅展示場に行くのはオススメしません。
最初は無料の資料請求などで事前に勉強することが大切です。
私が推奨する【タウンライフ家づくり】は数有る資料請求サイトの中でもダントツおすすめです。
下記の一括資料請求を利用して間取りや費用などをまずは無料で取得しましょう。