住宅購入カウンセラーの真山虎次郎です。

最近私は注文住宅を検討されている相談者様から

「今、最も注文住宅で重要なことはUA値とC値を優秀な数値にすることなんですか?」

というような質問をされます。

もちろん住宅の高性能化は重要ですしUA値とC値の数値がより優秀な方がいいことは確かです。

しかし住宅建築において重要な要素は他にもたくさんあります。個々のお客様の諸条件によって正解は違ってきます。

ということで今回は「UA値とC値の数値だけにとらわれるな!」という記事を綴っていきます。


※今回の記事は私のYouTubeチャンネルで配信した内容を簡潔に綴ったものです。
>>動画のご視聴はこちらから


近年では高断熱高気密などの高性能化が重要に!

ここ数年…特に2020年からのコロナ渦で巣ごもり需要が増えたこともあり

高断熱高気密などの住宅の高性能化

がたいへん重要視されるようになりました。

その大きな要因はYouTubeやSNS等のさまざまな要素が考えられます。

これらは大手企業よりも『個人』が発信する方が優位性があり近年では絶大な影響力を持つ人もいます。

たとえば自分の家を建てる過程を発信するプロ施主やスーパー工務店社長などが大手ハウスメーカーよりも影響力があったりします。

彼ら『個人インフルエンサー』は大手ハウスメーカーのように

『資本力・信頼と実績・長期保証・アフターサービス…』

ということを推すのではなく

『高断熱高気密・自然素材・造作家具…』

といったところにスポットを当てて発信しています。

そういったこともあり、10年以上前と比較して最近では住宅の高性能化が最重要課題と考える人が多くなっています。

UA値とC値とは?メリットやデメリットを解説

ということでUA値とC値について簡単に解説します。

UA値とは外皮平均熱還流率のことで、簡単に言うと

『熱がどのくらい逃げてしまうか』という割合を数値化

したものです。

UA値の数値が低ければ低いほど家の断熱性能が高いというものです。

C値とは相当隙間面積のことで、簡単に言うと

『すきま風がどのくらい入ってくるか』という割合を数値化

したものです。

こちらも数値が低いほど性能が高い…気密性能が良いということになります。

これだけ聞くと、

『じゃあUA値とC値は出来るだけ優秀にした方がいいに決まってるじゃん!』

と思うかもしれませんが、これらの数値を追求するとデメリットもあります。

代表的なデメリットとしては

●莫大にお金がかかる

●対応できる工務店が少ない

●壁や天井が分厚くなり狭小地だと部屋が狭く天井高さが低くなる
(断熱材をたくさん充填するため)

といったように『家づくり』は一長一短ですから当然ながら全てを満たすことは難しいわけです。

注文住宅で重要な要素は他にもたくさんある

いつも私がYouTube動画で解説しているとおり注文住宅建築において重要なことは他にもたくさんあります。

●価格(そもそも予算オーバーでは何もできない)

●耐震性能

●耐久性(高耐久外壁・屋根・防水など)

●太陽光発電など省エネ関連の導入

●デザイン性や資産価値向上
(特殊な間取りは売却時にマイネス要因)

など…あくまでも一例ですがいろいろあります。

さらに、こういったものは全てオプションですから値段はどんどん上がってしまいます。

余談ですが『スーパー工務店』と言われている工務店で家を建てると大手ハウスメーカーよりも値段が高いケースもあります。

家族崩壊?!後悔・失敗した施主

私のYouTube動画で紹介した、

『UA値とC値を追求しすぎて後悔失敗した施主』

が昨今の高気密高断熱ブームを象徴する失敗例だと思います。

簡単に解説しますと…旦那様がそういったYouTube動画を見まくっていて

『絶対に超高性能な家にしてやる!』

という強い思いから『窓』を建築基準法上最低限にしてしまったのです。

このご家族は東京で建築中の方で狭小地の3階建てを計画していました。

『窓』は一般的に夏は70%で冬は50%熱が逃げると言われています。

そのためUA値とC値で最高の数値を獲得するにはいっそのこと窓を無くしてしまうことが一番の策です。

しかし今までマンション暮らしだった奥様と娘様はせっかくの新築一戸建てなので

東西南北4面に大きな窓がある明るい家

を想像していました。

しかし…いよいよ来週引渡しといった内覧会のタイミングで

玄関や階段、廊下など全て窓が省かれている

のを目の当たりにして驚愕してしまいました。

さらに狭小地で3階建てですから窓が充分あったとしてもかなり圧迫感があるわけです。

せっかくの我が家がシェルターか潜水艦のような超閉鎖的住宅

になってしまい奥様と娘様は激怒してご主人様は窮地に追い込まれたそうです。

結果、引き渡し後に廊下や階段に壁を壊して新たに窓を設置することになりました。

注文住宅なのでなぜ内覧会まで窓が無いことに気づかなかったのかは疑問ですが…

担当の住宅会社(詳細は書けませんが…)の担当者らにも重大な欠陥があったように思われます…(^^;

しかしこういったケースもあるということを覚えておいてください。

『家づくり』で最も重要なこととは?

私が特に言いたいことは、

個々のお客様によって正解が違う

ということです。最近ではあまりにも超高性能が『善』とされてしまっているので

建売住宅なんて『家』じゃない!

というような先入観を持った人を目にします。

しかし建売住宅は違反建築でも悪でもありません。

確かに今流行りの高性能住宅ではないかもしれませんが

『土地付きですぐに住めて低価格な住宅』

を求めている人からすれば大正解なわけです。

全てを満たすことはたいへん難しく、特に

『デザイン性と機能性の両立は難しいし相反する』

というのは事実です。もちろんある程度両立させることは可能ですが根本的な話しとしてはそういうことです。

『木を見て森を見ず』

にならず、常に冷静かつ客観的にハウスメーカーや工務店の話しを聞くようにしてください。

住宅系YouTubeやインターネット、SNS上での発信も参考程度にして情報を取り込むようにしてください。

そういった情報は発信者の

『ポジショントーク』

が含まれているので全部取り込もうとするとお金が莫大にかかるし対応できない住宅会社も多いです。

まずは自分たちが建てる注文住宅に必要な優先順位を書き出すことが重要です。

その上で総予算を意識しながら何を取り入れるのかを決めていきます。

そうやって家族全員と意見しあいながら慎重に計画していけば今回の『後悔・失敗した施主様』のようなことにはならないでしょう。

あなたの注文住宅建築が最良になることをお祈りいたします。

私のYouTube動画でいろいろ予習をしてみてください。

>>トラジロウの住宅購入CH




※1.29追記:真山虎次郎からのアドバイス

いきなり住宅展示場に行くのはオススメしません。
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